頭が痛いと書いて「頭痛」という言葉になりますが、外部からの刺激で負傷したことによる頭の痛みという意味ではありません。どちらかというと、外側ではなく内側から起こる頭の痛みが「頭痛」と呼ばれるものとなります。頭痛には、「日常的な頭痛」と「慢性頭痛」、そして「脳の病気による頭痛」があります。

 

日常的な頭痛

 

頭痛には、まず風邪をひいたことで起こるものや、お酒を飲みすぎて「二日酔い」の症状として起こるものがあります。風邪が原因の頭痛は、風邪が治ることで、頭痛も解消されます。病院で適切な治療を受けた後、安静にすることが大切です。風邪によく似た症状のインフルエンザの場合も同様です。

 

二日酔いによる頭痛は、時間の経過とともに治まってくることがほとんどです。水分を補給し、安静にすることが対処法となります。間違っても「迎え酒」などをしないようにしてください。

 

 

慢性頭痛(一次性頭痛)

 

「慢性頭痛」は、頭痛そのものが持病となるタイプの頭痛です。頭痛を訴える人のおよそ80%がこの「慢性頭痛」に該当します。慢性頭痛には、「片頭痛」と「緊張型頭痛」と「群発頭痛」の3つの種類があります。

 

「片頭痛」は、名前の通り、頭の片側がズキズキと痛むタイプの頭痛です。女性に多く起こりやすい頭痛と言われています。吐き気なども同時に起こることもあります。疲労やストレス、寝過ぎや寝不足、気圧の変化や生理周期などが原因となっています。

 

 

「緊張型頭痛」は、頭が何かに締め付けられているかのような痛みが特徴の頭痛です。パソコンを長時間使用する仕事や、運転手など目の疲労が溜まりやすい人に起こりやすいようです。肩こりが併発することも少なくありません。

 

「群発頭痛」は、片側の目の奥に、一定の期間集中して激しい痛みを伴うのが特徴です。男性に多くみられる頭痛であり、体内時計の変化と関連しているのではないかという説があります。

 

脳の病気による頭痛(二次性頭痛)

 

「脳の病気による頭痛」には、突発的に普段とは異なるタイプの頭痛が起こるものが当てはまります。

 

脳腫瘍やクモ膜下出血、脳出血や脳梗塞、高血圧や髄膜炎、顎関節症や精神疾患などが原因となるようです。命に関わるものもあるため、速やかに病院で医師の診断を受けるようにしてください。

 

二次性頭痛には、頭痛薬などの服用回数が多すぎることで起こる「薬物乱用頭痛」も含まれます。前述した風邪や二日酔いなどが原因の頭痛を「二次性頭痛」に分類する考え方もあるようです。

 

頭痛の原因には様々なものがあります。頭痛は、頭部の血管が拡張することや、頭部の周囲の筋肉が緊張しすぎることで発生すると言われています。脳そのものが痛みを感じるわけではありません。ここでは、頭痛の原因となる「肩こり」と「生理周期」、「頭痛と天気の関係」について解説していきます。

 

肩こり

 

頭痛の原因のひとつに「肩こり」があります。肩こりは、肩の周りの筋肉が過度に緊張していることや、血液の循環が滞っていることで起こる症状です。

 

 

目の疲れ(眼精疲労)

 

肩こりの原因となるものには、まず目の疲れ(眼精疲労)があります。パソコンやスマートフォンを長時間見る習慣のある人や、車の運転や事務仕事をしている人などに起こりやすいようです。コンタクトレンズや眼鏡の度数が合っていなかったり、ドライアイや老眼、睡眠不足やストレスなども眼精疲労を招く要因となっています。

 

長時間同じ姿勢を継続している

 

事務仕事などで、長時間同じ姿勢を継続している人も、首や肩に緊張を強いられることから、肩こりになりやすいようです。

 

運動不足

 

運動不足により、肩周りの筋肉が疲れやすくなったり、過度な緊張を起こしやすくなることから、肩こりの症状が現れやすくなります。

 

 

冷え

 

冬の屋外や夏場のエアコンなどで身体が冷えすぎることも、肩こりの原因のひとつです。

 

ストレス

 

ストレスも肩こりの原因となります。ストレスは、身体的なものと精神的なものに分類されます。身体的なストレスには、猫背などの良くない姿勢や睡眠不足や疲労などが該当します。精神的なストレスには、職場や家族、友人や仲間などの人間関係や、仕事やプライベートに関する悩み、将来や生活の漠然とした不安などが当てはまります。

 

 

生理周期

 

女性の生理周期も、頭痛の原因のひとつです。女性ホルモンのエストロゲンの分泌量は、排卵日の前で最大となり、排卵日の後に急落し、生理日に向かって再び上昇し、生理日の前に急激に減少します。

 

エストロゲンの分泌量が大きく変化することで、同時に脳内物質のセロトニンの分泌量も低下してしまいます。セロトニンが少なくなることで、脳の周囲の血管が拡張してしまい、頭痛の症状が現れるケースがあります。

 

特に、生理が始まって2日目から3日目に発生する頭痛は、「月経関連片頭痛」と呼ばれています。通常の片頭痛と比較して、強い痛みが持続する傾向があります。他にも、ピル(経口避妊薬)の服用による片頭痛もあると言われています。必ず医師に相談の上、指示に従って服用することをおすすめします。

 

頭痛と天気の関係

 

雨降りの日が続く梅雨の時期や、激しい雨風を伴う台風シーズンになると、気圧が大きく変動することで、頭痛が起こりやすくなると言われています。他にもエアコンの効いた室内から真夏の屋外に出た瞬間や、真冬の屋外から暖房の効いた室内に入った瞬間などの急激な温度差によっても、頭痛が起こりやすい傾向があるようです。

 

ここでは、頭痛の種類の中で、一次性頭痛(慢性頭痛)に分類される「緊張型頭痛」と「片頭痛(偏頭痛)」と「群発頭痛」、そして二次性頭痛について解説します。

 

緊張型頭痛

 

緊張型頭痛は、過度のストレスや緊張、猫背などの良くない姿勢、同じ姿勢を長時間続けることが多いデスクワーク、運動不足などが原因となって起こる頭痛です。頭部を金属製の輪っかなどでギリギリと締め付けられているかのような圧力を伴う痛みが継続するのが特徴です。

 

肩こりや首のこりと併発することが多く、痛んでいる箇所を温めたりマッサージをすることで痛みが緩和することもあります。性別年齢を問わず発症する頭痛であり、たまに起こるものを「反復性緊張型頭痛」、ほぼ毎日のように起こるものを「慢性緊張型頭痛」と呼びます。

 

緊張型頭痛の予防には、ストレッチやウォーキングなどの適度な運動や、ストレスを上手に発散し、できるだけ溜め込まないことがあります。猫背などの姿勢を改善することも重要なポイントとなります。

 

 

片頭痛(偏頭痛)

 

片頭痛(偏頭痛)とは、名前から想像できるように、頭部の片側のこめかみ付近に「ズキズキ」とした痛みが生じるのが特徴となっています。片側だけでなく両側のこめかみの辺りが痛むケースもあります。頭痛と同時に吐き気や嘔吐の症状が現れることも多いようです。

 

人によっては片頭痛(偏頭痛)の起こる前触れとして、視界にカメラのフラッシュに似た光が生じたり、視界の端や中心がぼやけてしまう「閃輝暗点(せんきあんてん)」が現れることがあります。

 

片頭痛(偏頭痛)の間は、痛みのあるこめかみ付近に冷やしたハンカチやタオルをあてて、できるだけ静かな場所で横になることが推奨されています。

 

片頭痛(偏頭痛)の原因には、ストレスや女性の生理周期、睡眠不足や寝すぎ、アルコールやチョコレートなどの特定の食べ物、香水などの香り、空腹や人混み、LEDなどの照明や強い太陽光、寒暖差や騒音などがあります。そのため、片頭痛(偏頭痛)の原因となるものを、各々が把握することが、対処のための第一歩となります。

 

群発頭痛

 

群発頭痛は、男性に多く現れる頭痛です。一定の期間、片側の目の奥の方から激しい痛みが、毎日ほぼ同じ時間帯に起こるのが特徴です。季節の変わり目などに1ヶ月から2ヶ月ほど継続して発症し、「群発期」と呼ばれる頭痛の期間が終わることで治まります。

 

飲酒や喫煙、急激な気圧の変化などで起こりやすい傾向があります。治療には、病院での薬物療法もしくは純酸素吸入法が採用されています。

 

 

二次性頭痛

 

脳の病気が原因となって起こる頭痛です。脳梗塞や脳腫瘍、クモ膜下出血や脳腫瘍など、生命の危険性のある病気の症状でもあります。医師からの適切な治療が必要となります。

 

起立性調節障害

 

小学校高学年から中学生の年代にかけて発生しやすい、自律神経機能が正常に作用しなくなるものです。不登校や引きこもりの要因のひとつと言われています。

 

起立性調節障害の症状には、朝に起きられなかったり、夜になかなか寝らなかったり、立ちくらみや食欲不振、動悸や頭痛、集中力の低下があります。特に頭痛に関しては、起立性調節障害による頭痛と片頭痛(偏頭痛)と緊張性頭痛の3種類が混ざり合っているため、診断や処方の難しさがあるようです。

 

 

頭痛が起こった際に病院に行く場合、風邪などが原因の頭痛であれば、「一般内科」で問題ありません。風邪が治ると同時に頭痛もなくなるためです。一方で、片頭痛(偏頭痛)や緊張性頭痛といった「慢性頭痛」の場合には、「頭痛外来」や「脳神経外科」に案内される可能性があります。ここでは、「頭痛外来」と「脳神経外科」と「心療内科」について解説していきます。

 

頭痛外来とは

 

頭痛外来は、文字通り「頭痛」を専門に診療するところです。

 

頭痛外来の診療は、まず最初に問診から始まります。いつ頃頭痛が起こったのか?頭のどのあたりが痛むのか?どの位の頻度で頭痛が起こるのか?どの程度の痛みがあるのか?吐き気などの頭痛以外の症状はなかったのか?といったことが尋ねられます。

 

問診の後には、血液検査や尿検査、CTやMRIなどを使用した検査を実施して、脳に腫瘍や血栓などの異常がないかを調べます。工程に触診が含まれるケースもあります。仮に脳腫瘍や脳血栓、クモ膜下出血などの危険性(二次性頭痛)がある場合には、脳神経外科などで投薬や手術などの治療が施されます。

 

「片頭痛(偏頭痛)」や「緊張性頭痛」や「群発頭痛」といった、「一次性頭痛」であると診断されるようなら、状態に応じた適切な治療薬が処方されます。

 

脳神経外科とは

 

脳神経外科は、脳梗塞やクモ膜下出血、脳腫瘍や脳出血などの、脳の病気の検査および診療を行います。頭痛とともにめまいや吐き気、嘔吐やしびれ、手足の震えや耳鳴りなどの症状があった場合に案内される診療科です。MRI検査やCT検査やMRA検査を実施して、脳や血管の異常をチェックします。異常が発見された際には、手術や放射線治療、血管内治療や投薬など、様々な治療法の中から最善の方法が選択されます。

 

 

 

心療内科とは

 

心療内科は、頭痛や腹痛、動悸や息切れなどの症状の原因が「ストレス」にあるのではないか?という考えの元に、治療薬の処方と同時に、ストレスを緩和させるための方法をアドバイスする診療科です。「メンタルクリニック」や「メンタルヘルス科」といった名称で表示されることもあります。

 

「心療内科」は「精神科」と混同されやすいのですが、「精神科」は「躁うつ病」や「統合失調症」、「アルコール依存症」などのいわゆる「心の病」の診療科です。

 

 

片頭痛(偏頭痛)や緊張性頭痛などの治療のために、頭痛外来などから治療薬を処方されているけれど、なかなか改善の見込みがないという場合などに、紹介されるケースもあるようです。

 

 

ここでは、よくありがちな頭痛の治療パターンの流れについて解説します。

 

1.病院検査異常なし

 

頭痛が頻繁に起こり、何らかの病気なのではないか?と思い、病院に行ってCTやMRIなどの検査を受けたところ、「特に異常なし」と診断されるパターンです。

 

基本的に、CTやMRIなどの脳の検査で発見できるのは、脳腫瘍や脳出血、クモ膜下出血や脳炎などの生命維持に危険信号が点滅するレベルの病気です。もし発見された際には、速やかに入院し、手術治療を行い、リハビリテーションを経て退院することになります。

 

一方で、緊張型頭痛や片頭痛(偏頭痛)や群発頭痛といった一次性頭痛は、脳の検査では「異常なし」と診断されることがほとんどです。頭痛薬を一定以上に服用することで起こる「薬物乱用頭痛」も同様です。

 

 

2.片頭痛(偏頭痛)薬などの薬剤の処方

 

脳の検査で「異常なし」と診断された後は、片頭痛(偏頭痛)薬などが処方されます。軽度から中度の片頭痛(偏頭痛)や緊張型頭痛に対しては、アスピリン系の「非ステロイド系抗炎症薬」(NSAIDs)が用いられます。重度の片頭痛(偏頭痛)の場合には、「トリプタン製剤」が使われます。他には「アセトアミノフェン」や「エルゴタミン製剤」や「制吐剤」が採用されるケースもあります。

 

3.予防薬の処方

 

片頭痛(偏頭痛)や緊張型頭痛の治療法として、予防薬を処方することもあります。偏頭痛(偏頭痛)の予防薬には、「カルシウム拮抗薬」や「抗てんかん薬」、「β遮断薬」や「抗うつ薬」や「漢方薬」が使用されます。緊張型頭痛の予防薬には、「抗うつ薬」や「抗不安薬」や「筋弛緩薬」から選ばれます。

 

4.頭痛が治らずに心療内科へ

 

病院にて片頭痛(偏頭痛)薬や予防薬を処方され、服用を続けてはみたものの、頭痛が治らなかった場合に、心療内科を受診するケースもあるようです。

 

緊張型頭痛の場合、肩こりや首のこりの原因となるストレスによるものもあることから、心療内科にて、ストレスを取り除くための治療が施されます。普段の生活スタイルの改善と同時に、セロトニンの分泌を促進させる「抗うつ薬」などが処方されます。片頭痛(偏頭痛)も同様の治療となることが多いようです。

 

 

5.薬物乱用頭痛

 

薬物乱用頭痛は、治療や痛みを緩和させるための頭痛薬を服用しすぎることによって起こる頭痛の種類です。特に急性期治療に使用される「トリプタン製剤」や「非ステロイド系抗炎症薬」(NSAIDs)は、3ヶ月以上継続してほぼ毎日服用することで、薬物乱用頭痛につながりやすいと言われています。そのため、1ヶ月で10日未満の服用が推奨されています。

初めて頭痛になった場合、どこに行ったら良いのか?3つの行き先を紹介します。

 

1.薬局・ドラッグストア

 

初めて起きた頭痛が比較的軽いものであれば、薬局やドラッグストアで頭痛薬を購入する人もいるかもしれません。市販の頭痛薬は、頭痛による炎症を緩和させるための「鎮痛薬」だけが販売されています。頭痛の原因を治めるための薬剤は、医師の処方によるものでないと取得できません。

 

「第一類医薬品」に分類される「ロキソプロフェンナトリウム製剤」や、「非ピリン系鎮痛剤」は、薬剤師の勤務時間のみ購入ができます。「無水カフェイン」などのカフェインが含まれているものは、即効性を持つ反面、高い依存性があります。できるだけ単一成分の薬剤を選ぶようにしましょう。

 

2.病院

 

初めて頭痛になった際に、「まずは病院に行く」という人が、最も多いのではないでしょうか。とはいえ病院と一口に言っても、何科を受診すれば良いのか、迷ってしまう可能性があります。例えば風邪やインフルエンザによる頭痛であれば、「一般内科」で問題ありません。風邪やインフルエンザが治ることで、同時に頭痛も解消されます。

 

普段から頭痛が頻繁に起こったり、痛みが持続する「慢性頭痛」の場合には、頭痛を専門的に診療する「頭痛外来」や、「脳神経外科」や「神経外科」を選ぶと良いでしょう。

 

問診の後に、触診による検査や神経学的検査、放射線などで脳の断面を撮影するCTや、磁気を使って脳の断層を撮影するMRI、脳の血管を撮影するMRA、血液検査や髄液検査、脳血流検査や心理検査などで頭痛の原因を探ります。※病院ごとに検査の内容は異なります

 

診断の後、適切な処方箋による治療が行われます。脳腫瘍や脳溢血、クモ膜下出血などの脳の病気による頭痛の場合には、入院や手術による治療が選択されます。

 

 

3.整・接骨院

 

初めて頭痛になってから、市販薬や病院で処方された治療薬を服用していても、なかなか頭痛が改善されない場合、整・接骨院にて「身体の歪み」をチェックしてもらうやり方もあります。特に一次性頭痛に分類される「緊張型頭痛」の場合、肩こりや首のこりが原因となって起こるケースがあるためです。

 

肩こりや首のこりは、ストレスなどによるものもありますが、猫背などの良くない姿勢でいることや、デスクワークや車の運転などで、同じ姿勢のまま長時間過ごす機会の多い人に起こりやすいと言われています。

 

そのことからも、整・接骨院が頭痛を緩和させるための、選択肢のひとつとして考えられています。例えば、首のこりによる頭痛の対処法として、首の湾曲性が失われた「ストレートネック」の改善を促す「ストレートネック用枕」を推奨しています。

 

 

ここでは、頭痛薬の種類について紹介します。市販されている頭痛薬は基本的に鎮痛薬であり、軽度の頭痛を緩和させる効果が期待されます。ドラッグストアや薬局の場合、「第一類医薬品」に該当する頭痛薬は、薬剤師の勤務時間のみ、購入が可能となっているのでご注意ください。

 

 

ロキソプロフェンナトリウム製剤(第一類医薬品)

 

病院で処方される鎮痛剤に使用される「ロキソプロフェン」(ロキソニン)と同じ成分が配合されている頭痛薬(鎮痛薬)です。「ロキソニンS」や「ロキソニンSプレミアム」、「バファリンEX」や「ロキソプロフェン錠・クニヒロ」などがあります。

 

非ピリン系鎮痛剤(第一類医薬品)

 

こちらも病院にて処方される「アセトアミノフェン」や、「非ステロイド系抗炎症薬」に分類される「アスピリン」や「イブプロフェン」が含まれる頭痛薬です。「バファリンプレミアム」や「イブクイック頭痛薬DX」、「ノーシンアイ頭痛薬」や「ルミフェン」、「リングルアイビーα200」や「ウイルクエスト」や「タイレノールA」などがあります。

 

ピリン系鎮痛剤(指定第2類医薬品)

 

鎮痛作用を持つ「イソプロピルアンチピリン」が含まれる頭痛薬です。ピリンアレルギーの原因となることもあるため、人によっては細心の注意を払って服用することが求められます。アセトアミノフェンやエテンザミドやカフェインと配合されていることが多いようです。「セデス・ハイ」や「サリドンWi」や「セミドン顆粒」などがあります。

 

漢方(第2類医薬品)

 

漢方の中には、「釣藤散(ちょうとうさん)」や「葛根湯(かっこんとう)」、「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」や「五苓散(ごれいさん)などの、頭痛を和らげる作用を持つものもあります。体質や症状によっては、期待される効果が発揮されないケースもあります。そのため、服用する前に慎重に検討する必要があります。「呉茱萸湯エキス顆粒」や「漢方ズッキノン」などがあります。

 

トリプタン系

 

トリプタン系は、病院にて片頭痛(偏頭痛)の急性期治療を目的として処方される薬剤です。頭痛による炎症を鎮める作用と、痛みの原因物質である「神経ペプチド」の流出を抑える働きがあります。

 

トリプタン系の治療薬には、「スマトリプタン(イミグラン)」や「ゾルミトリプタン(ゾーミック)」、「エレトリプタン(レルパックス)」や「リザトリプタン(マクサルト)」や「ナラトリプタン(アマージ)」があります。

 

 

市販の頭痛薬売れ筋ランキング

 

ここからは、市販の頭痛薬の売れ筋ランキングを紹介します。
http://kakaku.com/medicine/pain-killer/ranking_7535/

 

「閃輝暗点(せんきあんてん)」とは、片頭痛(偏頭痛)が起きる前触れのひとつと言われています。視界の端もしくは中心部に、カメラのフラッシュに似た光が点滅することで、視界が遮られて見づらくなる、または見えなくなる状態です。閃輝暗点は、おおむね15分から30分程度で消えてしまいますが、その後片頭痛(偏頭痛)の症状が起こります。

 

閃輝暗点以外の片頭痛(偏頭痛)の前触れには、言葉が普段どおりに発することができなくなる「失語症言語障害」や、通常よりも感覚が鈍くなってしまう「感覚異常」があります。

 

 

季節の変わり目と頭痛

 

冬から春、夏から秋など、季節の変わり目に頭痛を起こしやすくなる傾向があるようです。特に梅雨時や台風などの時期は、気圧の大幅な変化があることが、頭痛につながるのではないか?と言われています。春先などは、花粉症が影響する頭痛に悩まされる人もいるようです。

 

ストレスと頭痛

 

頭痛の原因のひとつにストレスがあります。ストレスから肩こりや首のこりが起こり、緊張性頭痛などにつながるようです。

 

一方で仕事の休日に起こりやすい「週末頭痛」というものもあります。平日に緊張していた脳周辺の血管が、週末にリラックスすることで拡張されることが理由となっています。

 

頚椎2番と頭痛・自律神経

 

「頚椎2番」とは、頭と首の付け根のあたりに位置する骨です。自律神経に関係する部位と言われています。「頚椎2番」を整えることで、肩こりや首のこりが原因となる頭痛の解消につながると考えられています。

 

更年期と片頭痛(偏頭痛)

 

45歳から55歳あたりの更年期には、更年期障害による片頭痛(偏頭痛)などが起こるケースがあります。閉経(生理が終わる)によるホルモンバランスの乱れが要因となっています。更年期障害は女性に多く見られますが、同じように悩まされる男性も少なくないようです。

 

頭痛予防に良い有酸素運動の紹介

 

頭痛の原因には運動不足も含まれます。スポーツジムなどに行くのも良いのですが、手軽にできる有酸素運動として、ウォーキングがあります。散歩と言い換えても良いかもしれません。

 

ひと駅分多く歩いたり、エレベーターやエスカレーターではなく階段を利用するといったことでも積み重なると大きな違いとなるのでおすすめです。階段は体重の負荷がかかりやすい下りの方が効果的です。

 

睡眠と頭痛

 

睡眠も頭痛への影響があります。寝不足はもちろんのこと、寝すぎも頭痛の誘発原因となっています。できるだけ10時から2時までの「美のゴールデンタイム」を意識しつつ、質の良い睡眠を心がけましょう。

 

 

PC・スマホと頭痛

 

パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ることで、眼精疲労→肩こりまたは首のこり→頭痛となるパターンがあります。また、スマホを見ることで姿勢が猫背気味になりやすく、頭痛になりやすい「ストレートネック」などにつながるケースも見受けられます。

 

 

 

薬物乱用頭痛とは、頭痛の症状を抑えるために、市販薬や医師からの処方箋を、月間で10日以上服用している人に起こりやすい頭痛です。風邪やインフルエンザ、生理期間などに、一時的に薬剤を服用する場合には当てはまりません。

 

薬物乱用頭痛の疑いのあるパターン

 

薬物乱用頭痛の疑いが持たれるパターンには、次のようなものがあります。

 

  • 1ヶ月間で15日以上頭痛の症状が現れる
  • 1ヶ月のうち、10日以上頭痛薬(鎮痛薬)を服用している

 

この2つが3ヶ月以上継続されている場合、薬物乱用頭痛の可能性があります。

 

他にも、起床してすぐに頭痛が起きたり、以前から服用している頭痛薬の効力を感じなくなったり、頭痛薬を服用すればするほど頭痛がひどくなることがあるようなら、薬物乱用頭痛の疑いがあります。

 

 

薬物乱用頭痛の治療法

 

薬物乱用頭痛の治療には、3つのポイントがあります。

 

1.原因となる頭痛薬の服用をやめる

 

薬物乱用頭痛の治療は、原因となる頭痛薬(鎮痛薬)の服用をやめることから始まります。期間は2ヶ月間が目安となっています。

 

2.頭痛薬の服用をやめた後の症状への対応

 

頭痛薬(鎮痛薬)の服用をやめた後の1週間から2週間ほどは、「離脱頭痛」と呼ばれる激しい痛みを伴う頭痛の他、吐き気や嘔吐といった症状が起こることがあります。そのため、それに対する治療薬を服用して症状の緩和に務めます。治療薬は、もともと服用していたものではなく、別の薬剤が用いられます。

 

 

3.予防薬の服用

 

治療薬の他、薬物乱用頭痛の予防薬を服用します。症状が治まってきましたら、もともと起きていた片頭痛(偏頭痛)などの治療を開始します。

 

薬物乱用頭痛の防止法

 

薬物乱用頭痛は、前述した治療法によって改善する人もいますが、時間の経過とともに再発することも少なくないようです。そのため、まずは薬物乱用頭痛にならないことが重要です。薬物乱用頭痛の防止法には次のようなものがあります。

頭痛薬(鎮痛薬)の服用は月間で10日未満にする

頭痛の予防を目的として、市販の鎮痛薬を服用しない

頭痛薬はできるだけ単一な主成分のものを選択する頭痛薬にカフェイン(無水カフェインなど)が含まれていないことも確認する